周りからみて次のような時は、家族や友人がうつ病にかかっている可能性があります。
以前まで好きだったことに関心を示さなくなる
急に口数が少なくなる
会社や学校をよく休んだり、遅刻が多くなる
慢性的に食欲がなくなる など
また、次の場合はうつ病と気づきにくいので注意が必要です。
関節の痛み、胃腸や目、耳などに不調を感じるといった、身体的症状が強く出ている
元々マイナス思考の人は、性格的なものだと思われてしまう
子供の場合、単なる反抗期だと思い込まれてしまう
安心できる環境づくり
可能であれば、学校や仕事を休ませてあげることが必要です。それが無理でも、必ずペースダウンさせましょう。
うつ病は病気であり、症状として、弱気になったり、マイナス思考になったり、億劫になったりしているのであって、本人が怠けているというわけではありません。そこを理解してあげて下さい。
家にいる間は、必ずしも安静にしている必要はないので、好きなことをやらせてあげて下さい。
無理に励まさない
責任感が強い人の場合、何もできないことに自責の念で苦しむことがあります。励ますことは、かえって本人を追い詰めることにもつながります。最悪のケースでは「がんばれない自分は、もう自殺するしかない」と思い込んでしまうこともあります。
決断を肩代わりする
精神状態が不安定で、極度に悲観的になっている場合は、正しい判断ができないことがあります。何らかの決断が必要な場合、家族が代わりに行う、また、人生に関わるような重大な決断は、病気が治ってからにする、などの配慮が必要です。
最後に、親が不適切な関わり方をすることで、子供がうつ病になってしまうケースについて、紹介します。
年齢の低い子供にとって、親は絶対的な権力を持った存在です。社会的な立場や経済的な観点からも、子供は親に依存せざるをえないので、どんなに酷い関わり方をしても、従わざるをえないのです。だからこそ、親が不適切な関わり方をすると問題が発生します。
子供の興味や人間性を無視して特定の価値観を押し付けようとしたり、子供がやりたくもないことを強制すると、子供に大きなストレスがかかり、それが元でうつ病になってしまうことがあります。詳しくは書きませんが、私もこのことでは、非常に苦しめられました。
子供はロボットではありません。ひとりひとり違った趣向や個性を持っています。親の思い通りの人間に育て上げることは難しいということを、すべての親御さんに認識していただきたいと思います。