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他にもある治療法

 さまざまな治療法

電気けいれん療法(ECT)
ECTは、俗に「電気ショック」などの呼び方をされることもあります。頭部に電気を流してけいれんを起こし、うつ病の改善を行う療法です。自殺の危険性が高い場合や、幻覚をともなうような重度のうつ病の場合、あるいは薬物の副作用がある場合などに用いられます。
難点としては、高度な設備と医療技術が要求されるため、治療できる病院が少ないことでしょう。薬物療法に比べ効果が高いとされますが、再発するケースも多く、症状が落ち着いた後も、定期的に治療を行う必要があります。

断眠療法
ヨーロッパを中心に研究されてきた療法です。方法は単純で、夜中まったく眠らない「全断眠」と、午前2時頃に起床し朝まで起きている「夜間後半部分断眠」があります。
徹夜した後は、症状が劇的に改善する場合もあるようですが、効果が長く続かないことも多く、断眠療法の後で普通に睡眠をとると、以前のようなうつ病の症状に戻ってしまうこともあり、あまり普及していないようです。

光療法
患者に光を一定時間照射することで治療を行う手法です。治療に用いる光は、自然光でも人口光でもよいのですが、人口光の場合は2,500ルクス以上の照度に設定されます。うつ病の中でも、季節性うつ病の冬季うつ病に効果が高いとのことです。
日本の大学では、断眠療法と組み合わせる治療法を研究しているところもあります。

運動療法
運動療法というと、一般的には糖尿病などの生活習慣病の改善に用いられることが多いものですが、運動することによりストレスを発散させることで、うつ病の治療にも役立てることができます。ただし、短期間での劇的な効果は期待できないので、他の療法と併用して地道に取り組んでいく必要があるでしょう。

音楽療法
音楽を聴いたり、楽器を演奏したりすることで、うつ病の回復を図る療法です。いわゆる学術的な分類での医療ではありませんが、古今東西を問わず、古くから効果が確認されている方法です。日本では、岐阜県音楽療法研究所を中心に、研究を行っています。
しかし、うつ病治療の正式なプログラムはまだないので、メインの治療法として取り入れていくのは難しそうです。

 
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